勝沼ぶどうまつり
2006.10.01 Sunday 23:36
中央線の勝沼ぶどう郷駅を一歩踏み出すと見渡す限りのぶどう棚.街道沿いでも駐車場の屋根かのごとくぶどう棚のあるところが多数.一度は行ってみる価値のある場所だ.
で,ぶどう祭りはというと,ワイン好きなら行ってみる価値があるが,それ以外の人にはその辺のお祭りと大差ないのかなーという感じ.
で,ぶどう祭りはというと,ワイン好きなら行ってみる価値があるが,それ以外の人にはその辺のお祭りと大差ないのかなーという感じ.
会場までの道のり
高尾から1時間ちょっと.高尾を過ぎると中央線は急に山岳路線となり,駅間が広くなる.途中に長いトンネルもあり,次の駅までが実に長く感じられる.
ホリデーパス+乗り越し400円で中央線の勝沼ぶどう郷駅に降り立つ.
駅前からぶどう祭り会場まではシャトルバスが約15分間隔で出ているが,それには乗らずに小雨の中を徒歩で会場へ.
駅は比較的高いところにあり,向かいに「ぶどうの丘」が見える.祭り会場は低いところなので駅からは下り坂だ.
歩き始めてすぐにぶどう畑エリアに突入.というか町中ぶどう畑.藤棚のようにぶどうがぶら下がっている様は圧巻.つやつやした大粒のぶどうの房が至るところで目に入り,そのたびに写真を撮っているとなかなか先に進まない.
坂を下りきって街道へ出ると,ぶどう棚が敷地内にある直売所なのか農園なのか,その両方なのか,そういった店みたいなのが至る所にある.駐車場の屋根にぶどうがなっているような雰囲気だ.
そういうところはよく見ると異なる品種が混ざっている.ぶどうの木は棚の周囲で地面から数本生えていて,それが棚一杯に広がっているわけで,異なる木が異なる実を付けるのは当たり前ではあるが,棚のイメージはそれが地面から生えていることを忘れさせてしまう何かがある.
既に長文の割にはまだ会場に達していないわけであるが,それもそのはず,会場まで徒歩で40分かかった.しかしシャトルバス乗り場と会場の間にはぶどう畑は無いので,最初からバスに乗ってしまったらぶどうがなっている様子を見ることなく素通りしてしまっていただろう.
会場では
ワイン・ジュース無料コーナー
白ワイン,赤ワイン,ぶどうジュースが無料で振る舞われている.
ぶどうジュースのところは行列が絶えず,係員が一升瓶に入ったジュースを樽型のサーバに絶えず注ぎ込んでいる.
ただし,ここで出されている物は当然高級な物ではない.ジュースに至っては果汁20%.
何故ジュースにだけ長い列が出来るかというと,ノンアルコール飲料が無料で飲めるのがそれ以外に無いからだ.
ワインの試飲
会場の周りには各ワイナリーがテントを出していて,ワインの試飲と販売を行っていた.試飲には試飲用グラスを500円で購入する必要がある.遠くから会場へ足を運ぶ人は,まずこの試飲が目的といって間違いないだろう.酔っぱらいオヤジも散見された.
自分は全種類制覇とか絶対無理.その前に気持ち悪くなるか眠くなって終了.にきまっている.
ぶどう(甲州)の無料配布
なんと太っ腹なことにぶどうを無料でくれる.それもスーパーの試食コーナーみたいに1粒ずつではなく1房ずつだ.配布は時間を決めて何回か行われる.会場に着いた1時過ぎには1時からの配布が既に終了間際となっていた.その次は2時半からだったのだが既に2時には行列ができはじめていた.でも,4列で配っているので長蛇の列に見えるが思ったほど待たされない.
実際にもらってみると,ぶどうがでかい.スーパーだとぶどうが透明なパックに入って売られているが,どう見ても普通のパックからはみ出すくらい房が大きいのだ.
ぶどうを配っている人はワインレッドの服にフリルの付いたエプロンという最近流行のメイド風の格好をしていたが,それは昔からでメイドブームとは関係ないらしい.
で,実際に食べてみると...うーん,先日の巨峰の方が甘くて美味しいなぁ.「種を出してしまうと酸味が口に残るので種も食べてください」とのアナウンスがあるものの,やはりぶどうの種をばりばりたべるのはちょっと抵抗がある.
ステーキ
なぜかステーキ屋.ステーキを炭火で焼いて売っていた.ぶどうの丘のblogに出張ステーキ店を出すと書いてあるのでたぶんそれ.1枚800円.美味しかった.
その他のお店
試飲で割と気に入ったのが「桃のお酢」.酒ではなく酢.
少量を水で割って黒酢のように飲むと,たしかに桃から作られているとわかる味であった
食べ物系のおでんの販売,地元の農作物の販売,土産物の販売もあり.会場までの間にあけびがなっている場所があったのだが,会場でもあけびを袋に詰めていてちょっと驚いた.
その他
その他イベントステージでのイベントとか,地元の子供の御輿とかあったけど,Visitorにとってはどうでも良い.もっとも,そもそもこの手の祭りは秋の収穫を祝い感謝する,一種の収穫祭的なものが初めにあったと想像されるのでそういう意味では地元民によるイベントこそ本来あるべきものなのかもしれない.
他にも夜のイベントもあるようだが,こちらは正に地元民のためのものだろう.
そして
勝沼に着いてからの天気は雨が少し降ってはまた小雨になるというのを何度か繰り返していたが,4時頃にはかなり本降りになってきたので撤退.会場から少し歩いたところにあるシャトレーゼのワイナリーが駐車場&バス発着所になっていた.シャトレーゼはお菓子が本業だが,2000年に初めてワイン作りに参入したとのこと.
帰りの電車が駅に入ってきて停車...したのがホーム中程だったので電車まで走る羽目に.確かに6両編成の停車位置よりも前で待っていてもそこまで来るはずはないのだが,6両のうち半分以上が屋根のないところに停まるというのはいかがなものか.
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