またエルサレム
2008.10.31 Friday 17:23
今週もまたエルサレムに行った.既に観光と言うより東京に遊びに行く感じになっている.買い物客と礼拝者と観光客が入り乱れているエルサレムは,その活気だけで楽しくなる.
自分の認識:
エルサレム=マーケット+聖地
=秋葉?
あ,秋葉には礼拝者はいないかな...
今回は金曜日なので鉄道とバスでエルサレムに入り,嘆きの壁でも写真が撮れた.
自分の認識:
エルサレム=マーケット+聖地
=秋葉?
あ,秋葉には礼拝者はいないかな...
今回は金曜日なので鉄道とバスでエルサレムに入り,嘆きの壁でも写真が撮れた.
「朝7:15に出発するぞー」と前日言った割には,結局起きたのが8時すぎ.もう焦ってもしょうがないので朝食を食べてちょっとゆっくりしていたら「鉄道で行きましょう」との提案がでた.Israel Railwaysのページで調べてみると,エルサレム行きは1時間に1本で所要時間は1時間40分.次の列車は中央駅を9時44分というもの.これに間に合わせるために時間を繰り上げて9時15分にホテルを出発.
前の通りに出るとラッキーなことに少し先の信号でシェルートが止まっているのが見えたので,それに乗ってCetral Bus Stationへ.鉄道の駅はそこから少し離れているのだが,シェルートの運転手に鉄道の駅の場所を尋ねたら,そのまま駅の前まで連れて行ってくれた.
さて,駅の前で入り口の写真を撮ろうとしたらいきなり係の人に「写真だめだめ,中も外もダメよ」と注意される.ということで駅入り口の写真は無し.入り口でお騒がせT君がパスポートを持っていなくてちょっとしたトラブルに.それでもなんとか通してもらって切符を購入.駅構内は切符売り場のすぐ先に改札口があって,がらんとしている.
プラットフォームに降りると軍隊の若者が列車を待っていた.軍隊の人は運賃を払わなくて良いので主に列車を使うようだ.ホームには案内板がなく,列車にも行き先が書かれていない.幸いホームに降りる階段の前には電光掲示板があり,英語とヘブライ語で行き先と発車時刻,ホーム番号が表示されるが,ホームに降りてしまったらアナウンスだけが頼りである.直前の空港行きは英語アナウンスがあったがエルサレム行きは英語は無かったかも... エルサレムの現地読みが「ユル↑シュラ↓イン」みたいに聞こえることは予め知っておいた方が良いだろう.
エルサレム行きの列車はがらがらに空いていて好きな席で写真を撮れる.しかし窓が汚く,しかも二重窓なのできれいな写真が撮れない.初めのうちはいつも通る高速道路の間を進む.Lod, Ramlaに停車した後は左右に農地が広がる穀倉地帯へ.農地の脇に灌漑設備と思われるパイプがあり,また木の根元をよく見ると畝に沿ってパイプが敷かれているのが見える.これが麻生首相の国連演説で触れられていた点滴灌漑システムだろうか.
Bet Shemesh駅を過ぎると風景が大きく変わる.最初に駅の近くに工場,それと採石場らしきものが見えた後は山岳地帯へ入り,列車は右へ左へと谷にそって大きく蛇行しながらゆっくりと上っていく.谷底には小川が流れているのも見える.
線路は単線で,線形など全く考えられていない曲がり具合.線路際にあった(50)の表示が最高速度だろう.途中,駅でないところで2回ほど停車した.信号場での対向列車待ちである.信号場にも名前が書かれた駅名標のようなものが立っているが,旅客用ではないのでヘブライ語のみの表示である.
先頭車両に行くと最初は閉まっていた運転席の後ろの扉が開けられていた.日本の列車のように運転室がガラス張りになっていないので前が見えないと思っていたが,扉を開けて運転するとは驚きだ.旅客サービスなのだろうか.確かに前は見えるが安全性が気になるところである.
終点が近づくと次第に建造物が見え始め,列車は終点のJerusalem Malha駅に着く.最近作られたと見られるきれいな駅だ.列車を降りたら次は駅前のバス停から6番のバスに乗る.窓が大きな連接バスで内部は明るく,ヨーロッパのバスに近い雰囲気である.先ほどの列車と違って窓も汚れていない.
駅で乗ったのは我々だけだったが,次のショッピングセンター前でごそっと人が乗ってきた.その後バスは幹線道路から住宅街へ入るのだが,そこでも大量に人が乗り込んできた.その後すこしだけ高速道路を通ってセントラルバスステーションへ.ステーションに着く頃にはバス内も人がいっぱい.ステーションで人がごそっと入れ替わり,乗客はさらに増加.前の方へ座っている自分たちにお年寄りがなんかパスを見せてきたので,席を譲って連接バス後方出口へ移動.バスはヤッファ通りの一つ北の道を進み,我々はダマスカス門近くの停留所で下車した.その後バスは旧市街から離れてゆく.
旧市街ではまず目的の嘆きの壁へ向かう.マーケット通りは人が多いので一つ裏道へ入るとモスクでの礼拝を終えたと見られるイスラム教の人波が楽しそうに戻ってくるのが印象的.途中VIA DOROLOSAのStation #2とモスクの出口に立ち寄って,嘆きの壁に到着.前回と違って金曜日なので壁の前で写真を撮りまくった.
そしてお目当てのモスクは...今日もCLOSED.どうやら金曜・土曜ともに入れないらしい.しょうがないのでムスリム街へ入ってすぐの店で揚げたてファラフェルを食べる.1つ6NISと安い.同行したKさんがビールが飲みたいと言ったのだが,ムスリム街ではアルコール0%のビールもどきしか販売されていない.アラブバスステーションへの行き帰りでも全くビールは発見できず,結局ヤッファ門近くの店で発見.一番安いのがドイツのビール(500ml缶)で7NIS.地元のマカビ(500ml缶)は10NIS.店の脇のテーブルで話しているうちにKさんがいつの間にか2本目を買いに行ったのにはびっくりした.
ヤッファ門からバスステーションまでは高々1.3kmなので歩きましょうと言って帰りは歩くことに.距離は短いが最初は坂が結構きつい.基本的に上り坂が続く道である.ヤッファ通りは工事中で途中までは一方通行.人通りはそんなに多くはない.
途中でマーケットを見つけて寄り道した.テルアビブのマーケットよりは広めだが,大体似たような感じ.アーケードのある生鮮食料品街とそれ以外の通りに分かれているところも似ている.ただ,シルクハット+黒スーツの超正統派ユダヤ人が普通に買い物をしている姿が見られたのはエルサレムならではであろう.
マーケットを出てまもなくセントラルバスステーションに到着.ステーションの外では「テルアビブ」と連呼しているシェルートもいたが,我々はステーションの中へ.3階に向かうと既に切符売り場は閉まっており,既に乗車の始まっているバスには切符を買う人の列が続いていた.
程なく発車して50分でテルアビブに到着.テルアビブセントラルバスステーションでは店はおおかた閉まっており,前回のような活気はない.とりあえずバス乗り場へ向かいバスを待ったのだが,何となくバスが来る気配がないような気がしてきた.よく見ると停留所に出発時刻の一覧とサインが書かれた紙が貼ってあり,最終は16:00.待ってもバスが来るはずもなく,ターミナルから外へ出てシェルート乗り場へ.日没前だったので5.5NISで帰ってこられた.
タイムチャート
ホテル出発: 9:15
シェルート乗車: 9:19 (5.5NIS)
駅到着 9:31
列車出発: 9:50 (20NIS)
Lod 停車: 10:00
Ramla停車: 10:05
Bet Shemesh停車: 10:33
Jerusalem Malha着: 11:16
Jerusalem Malha駅前よりバス(line 6) 乗車: 11:23 (5.7NIS)
ダマスカス門近辺にてバス下車: 12:10
ダマスカス門: 12:14
Station #2: 12:26
嘆きの壁: 12:41-13:00
アラブバスステーション: 13:27
ヤッファ門: 14:06
マーケット: 14:38-14:47
エルサレムCentral Bus Station: 15:02
バス(line 405) : 15:15-16:05 (50NIS/3 people)
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