概念,方法論,思考方法とか
2005.11.29 Tuesday 22:42
今日も『科学の最前線で研究者は何を見ているのか』の続きを読みながらこの本の良さを具体的に表現する方法について考えてみた.
それに対する今日の回答「他人の方法論・世界観・概念を獲得することができるから」
それに対する今日の回答「他人の方法論・世界観・概念を獲得することができるから」
まずこれまでの経験から気付いたことで,手法(手順)の獲得はたやすいが概念の獲得は難しいというのがある.
例えばパソコンを使える人と使えない人がいる.使える人にも何でも使える人と決まったことだけ出来る人がいる.そして,何でも使える人というのは初めて見た類似のシステムでもすぐに使えるようになる.
全く使えない人(特に何度教えても全然使えない人)というのは概念が確立していないから個々の手順が結びつかない.反対に何でも使える人というのは抽象化された概念で物事をとらえるので,初めてのシステムであっても概念の類似性があれば手順としてありそうな場所が予測できる.そして抽象化された概念のアルゴリズムがその人の戦略というか方法論というかそういうものになっていて,出来る人と出来ない人の差となって現れてくるのだと思う.
前置きが長くなったが,そういったものはある意味経験の中での発見を通じて出来てくるものであって,しかも同じことを繰り返していても育たない.非常にまれな通常と異なる場面に遭遇して初めて普段行っていたことの意味に気付くこともある.
で,この本では対談の中でその人がこれまでの経験で築き上げた概念や世界観,考え方の手法といったものが詰め込まれているのだ.だからそういったものを欲している人にはお薦めできる本と言える.
例えばパソコンを使える人と使えない人がいる.使える人にも何でも使える人と決まったことだけ出来る人がいる.そして,何でも使える人というのは初めて見た類似のシステムでもすぐに使えるようになる.
全く使えない人(特に何度教えても全然使えない人)というのは概念が確立していないから個々の手順が結びつかない.反対に何でも使える人というのは抽象化された概念で物事をとらえるので,初めてのシステムであっても概念の類似性があれば手順としてありそうな場所が予測できる.そして抽象化された概念のアルゴリズムがその人の戦略というか方法論というかそういうものになっていて,出来る人と出来ない人の差となって現れてくるのだと思う.
前置きが長くなったが,そういったものはある意味経験の中での発見を通じて出来てくるものであって,しかも同じことを繰り返していても育たない.非常にまれな通常と異なる場面に遭遇して初めて普段行っていたことの意味に気付くこともある.
で,この本では対談の中でその人がこれまでの経験で築き上げた概念や世界観,考え方の手法といったものが詰め込まれているのだ.だからそういったものを欲している人にはお薦めできる本と言える.
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