「傍観者の時代」
2009.03.20 Friday 23:53
この本はドラッカーの他の本とはちょっと異なっている.マネージメントや社会に関する本ではドラッカー自身の考えが論理的かつ明確に,実例を交えながら説明されているので非常に読みやすく要点も明確なのであるが,本書はドラッカーが過去に出会った人々が淡々と描写されている.しかし,その視点はあくまでドラッカーの目を通したものであり,随所で彼自身による考察が加えられている.
また,様々な人々のドラマを通して,第一次世界大戦後のオーストリア,ドイツ,イギリスがどのような状況であったのかが生々しく見えてくるという点でも興味深い書だと思った.
また,様々な人々のドラマを通して,第一次世界大戦後のオーストリア,ドイツ,イギリスがどのような状況であったのかが生々しく見えてくるという点でも興味深い書だと思った.
Comments