「起こりそうな予感」に人が集まる
2013.02.02 Saturday 10:13
テレビ放送開始から60周年とのことで2/1に放送されたNHKの「テレビのチカラ」.その中の「忘れられない名番組」において萩本欽一さんが取り上げた「あさま山荘事件の中継」の話が心に残ったのでここに書きとめておく.
テレビ放送開始から60周年とのことで放送された2/1の特別番組2本を夜中についつい見てしまった.1つは深夜に放送されたNHKと日テレの共同番組.もう1つがNHKの「テレビのチカラ」である.
「テレビのチカラ」ではタレントや著名人に忘れられないテレビ番組を尋ねるという趣向であり,その中で萩本欽一さんが取り上げたのが「あさま山荘事件の中継」であった.
事件が起こったのは1972年で私は当時を知る由もないが,当時NHKはあさま山荘を望遠カメラで10時間にわたって中継し続けたのだという.その間映っているのはじっと動かない山荘の窓のみ.
にも関わらず,萩本さんの周りの人はその殆ど画面の動かないテレビに釘付けになり,時折カーテンの向こうで動く人影にみんながどよめく.
そこで萩本さんはこう気がついた.
ほとんど画面の動かないテレビ画面に釘付けになる.それは「何かが起こっている」ではなく「何かが起こりそう」だから人が集まっているのだということに.
その発見を通じてテレビの可能性を感じ取った萩本さん.そして生まれたのが,何かが起こりそうな人=素人を活用した番組「欽ドン!」であった.
「テレビのチカラ」ではタレントや著名人に忘れられないテレビ番組を尋ねるという趣向であり,その中で萩本欽一さんが取り上げたのが「あさま山荘事件の中継」であった.
事件が起こったのは1972年で私は当時を知る由もないが,当時NHKはあさま山荘を望遠カメラで10時間にわたって中継し続けたのだという.その間映っているのはじっと動かない山荘の窓のみ.
にも関わらず,萩本さんの周りの人はその殆ど画面の動かないテレビに釘付けになり,時折カーテンの向こうで動く人影にみんながどよめく.
そこで萩本さんはこう気がついた.
ほとんど画面の動かないテレビ画面に釘付けになる.それは「何かが起こっている」ではなく「何かが起こりそう」だから人が集まっているのだということに.
その発見を通じてテレビの可能性を感じ取った萩本さん.そして生まれたのが,何かが起こりそうな人=素人を活用した番組「欽ドン!」であった.
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