実家の無線LAN入れ替え
2009.12.30 Wednesday 16:42
親から使用中に無線LANが切断されることがあるという話が出たのが始まり。親機の電源を入れなおすと治るのだが、その後何度か同様の現象が出たことと、長い間南側の日のあたる窓際で使われていたこともあり、新しいAPを購入することにした。現在のAPも完全に壊れたというわけではないので、子機を追加購入して、隣の建家まで無線LANを延長することにした。
新規購入
- NEC Aterm WR8300N
- Buffalo WLI-TX4-AG300N
もともと使っていたもの
Buffalo WHR-HP-G54
WR8300Nの下位機種にWR8150Nがあり、両者の違いはLANポートがFast Ethernet(100M)かGigabitEthernet(1G)の違いのみ。全然Gigabitなど必要ないのだけど、上新電機のクリスマスセールで他店より安かったので思わず買ってしまった。その場は今年で失効するYahoo! ポイントを使い切ることができたと思ったが、年末にかけて当然のようにさらに値下がりしてややがっくり。
もう1つの選択肢として5GHz帯をサポートしたWR8500Nにするかどうか迷ったのだが、5GHzにするとクライアント側も外付けのアダプタが必要となることからとりあえずやめておいた。
実家(北側)とその南の建物をカバーすることが目標。実家は木造二階建てだが、壁にコンクリートが使われている。一階にフレッツ光が引き込まれている。南側の建物は、北側のトタン二階建ての部分と南側の木壁平屋造りに分かれる。2F部分を図中では濃色で示した。(注意: 縮尺はかなり適当)
まずNEC WR8300Nを実家の1F南側の窓際(図中[1])に設置した。(台はSeriaのキッチン用品コーナーで購入)意外にもこの電波が南の方まで届いた。南東のE地点は無理だが、D地点まではなんとか入る。ただ、周囲でも無線LANを使用しているためか、電波干渉によって突然通信が切れることがあった。そのため安定させるためには中継が必要と判断した。
対向となるBuffalo WLI-TX4-AG300Nを南側の建物の、北側の壁(図中[2])に設置した。当初は北側の玄関窓際(図中A)に設置する予定だったが、この場所でも速度の低下が激しくないことと、目につくところにケーブルを伸ばさなくて住むことから[2]に変更した。側面にある倍速スイッチは「倍速OFF(20MHz)」の設定にした。
[2]からLANケーブルを建物中央部まで伸ばし、[3]のタンスの上にもともと使っていたBuffalo WHR-HP-G54を設置した。無線CHは[1]と重ならないよう11chに固定した。
[1]地点から[2]を見たところ。左に見えるガラス窓がA地点。
子機をおいた場所[2]の外側。右のほうに立てかけられていたアルミの門扉が無線経路上に無いことを確認した。
さらに接近。壁は木製なので電波の減衰は少ないと思う。
設置当初は問題なく使えており、中継によって図中E点でもSkypeが問題なく使えるレベルだった。AP[3]の電波をつかんだまま[1]付近まで行っても1MBps以上出る状態であった。
しかし、翌日の夕方から夜にかけて電波状況が激しく悪化。実家2FのB/C地点で電波はつかんでいるが通信が1Mbpsも出なかったり、通信が切断されたりした。スピードテストを何度か繰り返すと速度が通信不能~12Mbpsで大きく変動した。
上の図では22:07より前は-70dBm付近をふらふらしていて通信状態は非常に悪かったが、22:07以降は安定して速度が出るようになった。
WHR-HP-G54に可動外部アンテナがあるのに対してWR8300Nはアンテナ内蔵型なので垂直方向には電波が出にくいのかとも考えたが本体の角度を変えても変化はないこと、状況が良ければ実測で17Mbps程度まで出ることから根本的には周囲の雑音が原因だと思われる。
まず、もともと使えていた二階で通信状態が悪化しているのは痛い。とりあえずは南側で無線LANを使う必要は無いので、これまで使っていたBuffaloのAP[3]を元の場所に持ってきて試す予定。
あと、当初は無線LAN APを2台ともブリッジ設定にしたのだが、[1]-[2]間のリンクが不安定になると[3]のAP配下の端末へのDHCPによるIP割り当てが失敗する。アドレスが取れないと電波状態は良いのにWindowsが接続を諦めてしまう。そこでAP[3]はRouter設定にして上位リンクと無関係にアドレスを払い出すようにした。
おそらく2.4GHz帯は混みすぎている。マンションと違って周囲に隣接する家が無いから大丈夫かと思っていたがちょっと甘かったようだ。当初検討したWR8500Nを見送った理由の1つが5Gと2.4Gの同時利用不可だったのだが、2.4Gが安定しないならそもそも2.4Gは使えないのだから同時に使えても意味がなかった。そうは言っても、5GHzのためにPCの内蔵無線LANを諦めるのも取回しが面倒になる。
2.4GHz帯の商品を「ハイパワー」と言って販売するのはやめてもらいたい。無線LANってパワー制御してるんだっけ?その上40MHzで倍速モードって正気? 40MHzだと帯域あたりの出力は3dB下がるのかな?とにかく、真面目に無線LANを使いたい人は5GHz対応にして、室内配線の除去やiPhoneやPSP/DS等が目的の人には出力を下げてほしい。
改めて5GHz対応製品を購入しようとすると、選択肢としてはNEC Aterm WR8500NとCorega CG-WLR300NHHだろうか。WR8500は送受信が三系統あるので電波は良さそう。
Coregaは機能豊富で2.4G/5Gの同時利用ができるのが魅力だが、Corega故にちょっと怖い。CoregaもルータではなくAPとして使うならソフトバグの影響を受けにくいから問題ないかもしれないが、かなり博打。幸いkakaku.comにきちんと使えている人の報告が載っていたので安心できるが、無線機だけ見たらWR8500Nの方が上だろうしなあ。
本当はBuffaloがW56に対応してくれると一番良いのだが...(W52/W53は屋外利用不可なので、今回の目的では使えない)
あ、既にWR8300Nを買ってしまったのだから、WR8500を「買い足せ」ば同時利用可能だ!ヒャッホイ orz
2010.01.02追記
WR8500NではW56で40MHzが使えない。あと、Coregaの5G対応APとしてCG-WLBARAGNLもあるようだ。
2009.12.31 追記
ほんの数mで使っていても電波が途切れる状態になるので、チャネルを変更した
変更前: WR8300N[1] 1ch, WHR-HP-G54[3] 11ch
変更後: WR8300N[1] 11ch, WHR-HP-G54[3] 6ch
とりあえず、これで様子をみる。
機材
新規購入
- NEC Aterm WR8300N
- Buffalo WLI-TX4-AG300N
もともと使っていたもの
Buffalo WHR-HP-G54
WR8300Nの下位機種にWR8150Nがあり、両者の違いはLANポートがFast Ethernet(100M)かGigabitEthernet(1G)の違いのみ。全然Gigabitなど必要ないのだけど、上新電機のクリスマスセールで他店より安かったので思わず買ってしまった。その場は今年で失効するYahoo! ポイントを使い切ることができたと思ったが、年末にかけて当然のようにさらに値下がりしてややがっくり。
もう1つの選択肢として5GHz帯をサポートしたWR8500Nにするかどうか迷ったのだが、5GHzにするとクライアント側も外付けのアダプタが必要となることからとりあえずやめておいた。
配置図
実家(北側)とその南の建物をカバーすることが目標。実家は木造二階建てだが、壁にコンクリートが使われている。一階にフレッツ光が引き込まれている。南側の建物は、北側のトタン二階建ての部分と南側の木壁平屋造りに分かれる。2F部分を図中では濃色で示した。(注意: 縮尺はかなり適当)
まずNEC WR8300Nを実家の1F南側の窓際(図中[1])に設置した。(台はSeriaのキッチン用品コーナーで購入)意外にもこの電波が南の方まで届いた。南東のE地点は無理だが、D地点まではなんとか入る。ただ、周囲でも無線LANを使用しているためか、電波干渉によって突然通信が切れることがあった。そのため安定させるためには中継が必要と判断した。
対向となるBuffalo WLI-TX4-AG300Nを南側の建物の、北側の壁(図中[2])に設置した。当初は北側の玄関窓際(図中A)に設置する予定だったが、この場所でも速度の低下が激しくないことと、目につくところにケーブルを伸ばさなくて住むことから[2]に変更した。側面にある倍速スイッチは「倍速OFF(20MHz)」の設定にした。
[2]からLANケーブルを建物中央部まで伸ばし、[3]のタンスの上にもともと使っていたBuffalo WHR-HP-G54を設置した。無線CHは[1]と重ならないよう11chに固定した。
[1]地点から[2]を見たところ。左に見えるガラス窓がA地点。
子機をおいた場所[2]の外側。右のほうに立てかけられていたアルミの門扉が無線経路上に無いことを確認した。
さらに接近。壁は木製なので電波の減衰は少ないと思う。
状況
設置当初は問題なく使えており、中継によって図中E点でもSkypeが問題なく使えるレベルだった。AP[3]の電波をつかんだまま[1]付近まで行っても1MBps以上出る状態であった。
しかし、翌日の夕方から夜にかけて電波状況が激しく悪化。実家2FのB/C地点で電波はつかんでいるが通信が1Mbpsも出なかったり、通信が切断されたりした。スピードテストを何度か繰り返すと速度が通信不能~12Mbpsで大きく変動した。
上の図では22:07より前は-70dBm付近をふらふらしていて通信状態は非常に悪かったが、22:07以降は安定して速度が出るようになった。
WHR-HP-G54に可動外部アンテナがあるのに対してWR8300Nはアンテナ内蔵型なので垂直方向には電波が出にくいのかとも考えたが本体の角度を変えても変化はないこと、状況が良ければ実測で17Mbps程度まで出ることから根本的には周囲の雑音が原因だと思われる。
対策
まず、もともと使えていた二階で通信状態が悪化しているのは痛い。とりあえずは南側で無線LANを使う必要は無いので、これまで使っていたBuffaloのAP[3]を元の場所に持ってきて試す予定。
あと、当初は無線LAN APを2台ともブリッジ設定にしたのだが、[1]-[2]間のリンクが不安定になると[3]のAP配下の端末へのDHCPによるIP割り当てが失敗する。アドレスが取れないと電波状態は良いのにWindowsが接続を諦めてしまう。そこでAP[3]はRouter設定にして上位リンクと無関係にアドレスを払い出すようにした。
おそらく2.4GHz帯は混みすぎている。マンションと違って周囲に隣接する家が無いから大丈夫かと思っていたがちょっと甘かったようだ。当初検討したWR8500Nを見送った理由の1つが5Gと2.4Gの同時利用不可だったのだが、2.4Gが安定しないならそもそも2.4Gは使えないのだから同時に使えても意味がなかった。そうは言っても、5GHzのためにPCの内蔵無線LANを諦めるのも取回しが面倒になる。
2.4GHz帯の商品を「ハイパワー」と言って販売するのはやめてもらいたい。無線LANってパワー制御してるんだっけ?その上40MHzで倍速モードって正気? 40MHzだと帯域あたりの出力は3dB下がるのかな?とにかく、真面目に無線LANを使いたい人は5GHz対応にして、室内配線の除去やiPhoneやPSP/DS等が目的の人には出力を下げてほしい。
改めて5GHz対応製品を購入しようとすると、選択肢としてはNEC Aterm WR8500NとCorega CG-WLR300NHHだろうか。WR8500は送受信が三系統あるので電波は良さそう。
Coregaは機能豊富で2.4G/5Gの同時利用ができるのが魅力だが、Corega故にちょっと怖い。CoregaもルータではなくAPとして使うならソフトバグの影響を受けにくいから問題ないかもしれないが、かなり博打。幸いkakaku.comにきちんと使えている人の報告が載っていたので安心できるが、無線機だけ見たらWR8500Nの方が上だろうしなあ。
本当はBuffaloがW56に対応してくれると一番良いのだが...(W52/W53は屋外利用不可なので、今回の目的では使えない)
あ、既にWR8300Nを買ってしまったのだから、WR8500を「買い足せ」ば同時利用可能だ!ヒャッホイ orz
2010.01.02追記
WR8500NではW56で40MHzが使えない。あと、Coregaの5G対応APとしてCG-WLBARAGNLもあるようだ。
2009.12.31 追記
ほんの数mで使っていても電波が途切れる状態になるので、チャネルを変更した
変更前: WR8300N[1] 1ch, WHR-HP-G54[3] 11ch
変更後: WR8300N[1] 11ch, WHR-HP-G54[3] 6ch
とりあえず、これで様子をみる。
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