ユースケース
2010.09.10 Friday 01:42
下図のようなシステムを考えてみる.
1, 2. 社員が出社したり退社したりすると上司に通知が行く
3, 上司は部下が出勤しているかどうかをwebブラウザで見られる.
4. 出勤記録は毎月1回給与計算システムに取り込まれる.
出社すると(a)上司への通知(d)とデータベースへの記録(c)が行われる.
また,退社しても(b)同様に通知(d)と記録(c)が行われる.
このシステムのユースケースを書くとき「何が起こったか」に注目して
例) 1. 出社
従業員が出勤する
従業員がタイムカードを押す
事後条件; 出勤通知,出勤情報保存
のようにすると,タイトルの一覧は以下のようになる.
1. 出社
2. 退社
3. 出社状況参照
4. 出勤データ出力
出社,退社はシステムにとっては意味を持つ外部入力であるが,システムの特徴を表してはいない.これに対して,「何が出力されたか」に注目して,
例) 1. 出退社通知
事前条件: 従業員が出社,または退社する
従業員がタイムカードを押す
事後条件; ボスの携帯に出退社を通知する
のようにすると,タイトルの一覧は以下のようになる.
1. 出退社通知
2. 出退社記録
3. 出社状況参照
4. 給与システム連携
なんとなく前よりは売れそうな感じがしてきた.ただし,試験時の手順を考えると,イベント起点からの記述の方が進めやすいようにも思える.
ここで気を利かせて,(a),(b)と(c),(d)の間は複数の線が引かれているから,間に○を置けば nxmの線が n + m まで減らせると気づいたとしよう.
その場合,(a),(b)からの線は○に入り,○から(c),(d)にメッセージが出ることになる.すると,1,2のユースケースは以下のようになるだろう.
(a) 出社
(b) 退社
(c) 出退社通知
(d) 出退社状況参照
これは前後関係が切れてしまうのでよろしくない.
1, 2. 社員が出社したり退社したりすると上司に通知が行く
3, 上司は部下が出勤しているかどうかをwebブラウザで見られる.
4. 出勤記録は毎月1回給与計算システムに取り込まれる.
出社すると(a)上司への通知(d)とデータベースへの記録(c)が行われる.
また,退社しても(b)同様に通知(d)と記録(c)が行われる.
このシステムのユースケースを書くとき「何が起こったか」に注目して
例) 1. 出社
従業員が出勤する
従業員がタイムカードを押す
事後条件; 出勤通知,出勤情報保存
のようにすると,タイトルの一覧は以下のようになる.
1. 出社
2. 退社
3. 出社状況参照
4. 出勤データ出力
出社,退社はシステムにとっては意味を持つ外部入力であるが,システムの特徴を表してはいない.これに対して,「何が出力されたか」に注目して,
例) 1. 出退社通知
事前条件: 従業員が出社,または退社する
従業員がタイムカードを押す
事後条件; ボスの携帯に出退社を通知する
のようにすると,タイトルの一覧は以下のようになる.
1. 出退社通知
2. 出退社記録
3. 出社状況参照
4. 給与システム連携
なんとなく前よりは売れそうな感じがしてきた.ただし,試験時の手順を考えると,イベント起点からの記述の方が進めやすいようにも思える.
ここで気を利かせて,(a),(b)と(c),(d)の間は複数の線が引かれているから,間に○を置けば nxmの線が n + m まで減らせると気づいたとしよう.
その場合,(a),(b)からの線は○に入り,○から(c),(d)にメッセージが出ることになる.すると,1,2のユースケースは以下のようになるだろう.
(a) 出社
(b) 退社
(c) 出退社通知
(d) 出退社状況参照
これは前後関係が切れてしまうのでよろしくない.
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