「金儲けがすべてでいいのか」
2007.10.24 Wednesday 21:27
ノーム チョムスキー 「金儲けがすべてでいいのか」(文藝春秋) [原題: Profit Over People - Neoliberalizm and Global Order] を読んだ.
アメリカが自分たちに都合のいい「民主主義」の名の下にラテンアメリカの大多数を貧困に追いやったこと,そしてそれが「自由」競争などではなく資本がアメリカ政府を味方につけたことによるものであったことなどを挙げ,アメリカの掲げる新自由主義が大資本に有利で多くの人々を貧困に追いやる不公平なものと筆者は主張する.
第一章の末尾にある次の言葉にすべてが集約されていると言ってもよいだろう.
アメリカが自分たちに都合のいい「民主主義」の名の下にラテンアメリカの大多数を貧困に追いやったこと,そしてそれが「自由」競争などではなく資本がアメリカ政府を味方につけたことによるものであったことなどを挙げ,アメリカの掲げる新自由主義が大資本に有利で多くの人々を貧困に追いやる不公平なものと筆者は主張する.
第一章の末尾にある次の言葉にすべてが集約されていると言ってもよいだろう.
特定の国々に何が「正しい」かをあたかも各国が共通の利害と価値観を持つ存在であるかのように問うのはほとんど意味がない
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