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「明日生まれる卵はいくつ?」

「ローリング・フォーキャスト」という言葉を耳にしたので図書館で借りてみたのがこの本.アメリカの牧場を舞台にした物語形式でわかりやすく事業環境の変化を受け入れながら進める方法についてかかれている.

最後の方の解説で「システム開発において,最初に完全な物を作ろうとせず,とりあえず7割で使い始めて軌道修正していく」とあるのが「アジャイルプログラミング」に合致しており,近年アジャイルが注目されていることにも納得がいった.
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「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」

しばらく前の週間ダイヤモンドにあった書評に惹かれて,水野和夫「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」(日本経済新聞出版社)を買ってみた.

1995年以前と以降で経済の根本的な原理が変わっていることを経済指標の分析を元に説明している本.内容は「グローバル経済の本質」であって「なぜ見誤るか」ではない.なのに敢えて煽るようなタイトルを付けたのは出版社の意向か?
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The world is flat

図書館で借りた「フラット化する世界」の下巻だけとりあえず読んだ.内容としてはしばらく前に読んだ大前研一の「新・経済原論」に近い感じ.

(まだ読んでいない)上巻ではどのようにして世界がflatになったかについて,下巻ではその中で社会と人々の生活がどのように変わり,また何をしなくてはならないかが書かれている.
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「企画力」

企画力~「共感の物語」を伝える技術と心得』を図書館で見つけて読んだ.「企画書」とは何か,どうあるべきかについて語った本.筆者が「あるべき」という企画書同様に本書も次々とページをめくりたくなるテンポの良さが良い.企画とは縁のない人でもきっと面白く読める本である.

書評はAmazonに色々書かれているので,以下は自分用備忘録に留める.

まず,「企画力」と「実行力」は表裏一体.採用されない企画も紙くずだが,実行されない企画も紙くずである.そして「企画」そのものを売り込むと同時に,「自分」という人間も一緒に売り込むものである.

この先を見る前に心しておくこと.「知識を学ぶのと知恵をつかむのは違う」.だからプロの技術を言葉で聞いても同じようにできる訳ではない.そこを勘違いしてはならない.
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福翁自伝

インターネットで福翁自伝について触れている人がいたので,自分も図書館で借りて読んでみた.以前,人間は時間の流れを感じることができないという話を書いたが,この本を読んでみた理由の一つに激動と言われた幕末を生きた人が時代の流れをどう感じたを知ることができそうな気がしたからというのがある.

最近の感じたのは,大きな変化はエネルギーが蓄積されたあと火山の爆発のように一気に起こるが,それに達するまでの時間はけっこう長いのではないかということ.それと一時悪い時期があっても数十年という単位で見れば短い.しかしその場に実際にいれば長く感じる.そんなときにどうするのかという話にも興味があり,この本の中にヒントがないかと思いつつ読んでいた.
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「グラミンフォンという奇跡」

バングラデシュの貧しい農村に電話を届けるという使命の下,数々の困難と幸運の果てに携帯電話オペレータとなったグラミンフォン.グラミン銀行の貸し付けにより携帯電話を手に入れたテレフォンレディが村の公衆電話屋として電話サービスを提供する.

グラミンフォンという奇跡」の前半ではバングラデシュ出身のイクバル・カディーアがいかにしてグラミンフォンを作ったかが書かれている.そして後半はアフリカなど貧困国での携帯電話事情やカディーアが取り組もうとしているエネルギー事業についても触れられている.
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読書用PostIt

ミニPostIt しおり用本を読んでいて気になる記述が現たとき,後で見直せるように栞を入れたくなる.(無いと後でここにまとめるのに困る).以前は100円ショップで買った5個入りの縦長の付箋紙を使っていたのだけど,予想通り使い切る前にどこかに消えた模様.

しかし,やっぱり無いと不便なので今回は文房具屋へ行ってみた.今回買ったのは本当に小さい付箋が10個入ったパック.でも栞代わりに使うにはちょうどいい.
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「断絶の時代」 その1

P.F.ドラッカー「断絶の時代」が最初に出版されたのは1968年.つまり昭和43年(だとATOKが教えてくれた).当時の社会と歴史を検証し,その後の時代を断絶(discontinuity),すなわち新しい産業が生まれ,発展していく時代と見通している.現在まさにこの通りのことが起こっていると感じる内容もあれば,逆に現在のトピックが40年前から変わらず続いているものもある.

全体を一言でまとめるのは難しいので,気になった部分にフォーカスして思い浮かんだことを書いてみたいと思う.
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「断絶の時代」その2

過去の記事で「その1」は何回かあったが「その2」を書くのはこれが始めてでは無かろうか.(^_^;)

今日はYouTubeで公開されているSBI大学院大学の講義「イノベーションの経済学」(池田信夫) を少し見てみたのだが,断絶の時代と似たような内容だなと感じたので「その2」を書くことにした.
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「断絶の時代」その3

元々この本を読もうと思ったのは,企業の意義が「赤字の機能」にあるという一見不可解な格言を見かけたからだ.

ちなみに,この答えは第3部で政府が病んでいるという話の中に出てくるもので,赤字=不要というサインであるから撤退できるということ.これは政府が事業を行っていると,どんなに赤字になってもやめられない(ので,事業の実行には不向きである)という話の裏返しとして語られている.
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